銀河鉄道007大作戦
(其の五)
平成16年3月11日

ようやく満月もすぎ、一昨日あたりから20時頃までは月の無い夜空が見られるようになりました。
ヨォーシャ、いよいよ《インディアン1号》の試運転だ!
と勢い込んで一昨日の夜、カメラに24枚撮りフィルムを入れて撮りはじめました。
試運転祝いの焼酎をチビチビやりながら、写すこと三枚。
露出時間は1分、3分、5分。
なんとなく手ごたえあり。
コリャー結構いい線いってるかもなぁ。
と思った頃には、試運転祝いの焼酎でいい気持ちになってしまい終了。

翌朝になって考えてみたら、1日3枚づつ撮ると、24枚撮りフィルムを撮り終るには8日間。
ゲッ、そんなに日数かけたんじゃ、最初の頃に撮った写真は腐っちゃう。

そこで、昨夜は手っ取り早くデジカメの登場となりました。
しかし、私のデジカメ《クールピクスE990》のシャッターは、最長60秒までしか撮れない。
しかも、60秒もシャッターを開けてると、チーカチカのノイズだらけで、どれが星だか分からなくなっちゃいます。
仕方なしに40秒で数枚撮影。
試運転だから、条件は少々キビシイ方がいいだろうと、ズームは一番ブレやすいテレ端。
(35mmカメラのレンズに換算すれば、焦点距離約105mmの望遠状態)

狙いは、オリオン座の上半身。
行けー!インディアン1号〜っ。

早速、パソコンで見たところ・・・、


・・・写真の上にマウスポインタをのせて下さい。・・・


ウワァー、こりゃ良いぞー。
望遠で撮ったのに、星がブレてないよぉー。
おっ、この星は500光年。
アッ、こっちは1300光年。
ウワァー、これなんか2400光年も離れてるんだ。
ってことは、2400年も大昔の光を見てるってことじゃん。
こりゃ聖徳太子どころの騒ぎじゃねーぞ。
と、大喜び。

しか〜し

ここで、致命的とも言える問題が浮上してしまいました。
ガ〜〜〜ン!


無加工の画像


実はコレが元々の写真。
最初の写真は、フォトショップで加工して、暗くしてあります。
たったの40秒でこんなに明るくなっちゃいました。
つまり、淡い天の川を撮るために、5分も10分もシャッター開けたら真っ白になっちゃうかも・・・。
そうです、致命的な問題とは《光害》だったのです。

確かに場所が悪いのは分かってました。
この家は国道50号線沿いに建っていて、四方を壁に囲まれているとはいえ、
カメラの位置から直線で15mほどの所には、国道を煌々と照らす街灯が立ってます。
しかも、東からはパチンコ屋、西からはバッティングセンターのサーチライトが、
宇宙人と交信でもしてるのか、頭の上を行ったり来たりしています。
こりゃ、チョットまずいなぁ〜。

果たして《銀河鉄道007大作戦》の運命や如何に・・・。


其の六へつづく