時空探検大作戦

望遠鏡を組み立てろ!




十年 五十年 百年、はたまた千年 二千年ものいにしえの大宇宙を探検して周ろうという壮大な計画。

それが《時空探検大作戦》。

その《時空探検大作戦》に大きく立ちはだかった第一の難関が望遠鏡の組立作業。

メカオンチのおいらに、果たして天体望遠鏡なんて組み立てられるのだろーか?




生まれて初めて手に入れた天体望遠鏡 (Vixen VC200LDG-SXW)。

ダンボール箱5個にも分かれて、盛大に到着したのはいいけど、
いきなり組み立てなんてできるんだろうか?
喜びは不安へと変わって、どんどん大きくなるばかり。

どっ、どーしよ。

まっ、いつまでダンボール箱眺めていも仕方ないからやっちゃえ!
とばかり、果敢にも挑戦しました。(ちょっと大袈裟?)

最初にビックリしたのは、その大きさと重さ。

初めに開けた箱からは巨大?な鏡筒が出現。
    ゲッ、デカッ!

次に開けた箱からは、やけにガッチリとした三脚。
    ゲゲッ、ゴツッ!

その次に開けた、やけに重い箱からは思いの他デカくて重い赤道儀本体。
    ゲゲゲッ、オモイッ!

ゲゲッの五連発で全部の箱が開き終わった頃は、
部屋の中は天体望遠鏡の部品とダンボールでグッチャグチャ。

コッ、コレって今夜中に何とかしないと、女房が爆発するかも・・・。

このあたりからはエンジン全開、バリバリのフルパワー!
説明書とにらめっこをしながら、訳の分らない部品達との大格闘。

そして何とか組み立てが済み、ふと空をみあげると、綺麗な北極星が。

                    ミ☆

オオッ、せっかくの北極星、こうなったら一気に極軸合わせにも挑戦だぁ。

極軸望遠鏡接眼部

そこで、またまた取扱説明書とのにらめっこをしながら、極軸望遠鏡の周りにあるダイアルとの大格闘。

東経が何度だの日付やら現在時刻やら、七転八倒しながらのダイアル合わせ。
何だか金庫破りになった気分。
それでも何とか、ダイアル合わせも無事済ませ、さていよいよ極軸望遠鏡を覗いての北極星の導入。
家族の罵声を背中に浴びながらも部屋中の電気を消して、何とか北極星の導入にも成功。

「オレって結構スゴイかも。」
などど自我自賛しながら、ココまでやったら星が見たくなるのが人情。

とりあえず、北極星に向いてる訳だから、北極星を見るのが一番かんたんでしょ。
と、コントローラーで目標を北極星に合わせて、《導入ボタン》を押すと、
ウィ〜ンという小さな音と共に望遠鏡が動き出しました。
カッコイイ〜!


赤道儀のコントローラー、その名も”STARBOOK”

オオッ、動いてる動いてるぞー・・・、動いているけど・・・。

アリャ?
オイ、チョットどっち向くの?

ピッ! という導入終了の音がして動きは止まったものの、なんと床に向いちゃってるじゃん!
望遠鏡がうなだれちゃったよ〜。

後ろで見ていた家族は拍手喝采で大喜び。
クッ、クッソー!

「ウーン。」 と考え込む事しばし・・・、
「分った! きっと望遠鏡の取り付ける向きが逆だったんだ!」

と、望遠鏡をエッチラオッチラ逆向きに取り付けて、再度《導入ボタン》を押すと・・・。

ウィ〜〜〜ン・・・ピッ!

家族からはまたまた拍手大喝采。

アリャリャ? またうなだれちゃったよ。
クッソー、どーなってんだ、コリャ。

そこでまたまた取扱説明書とにらめっこ。

そして・・・、
「なになに、極軸を合わせたら鏡筒は西へむけてスタートポジションにし、・・・だって?」

ワッ、オレ東に向けてた〜!

で、説明書通りに望遠鏡をスタートポジションにして、《導入ボタン》を押したら・・・、

「ヤッタ〜! 北極星がでた〜!」

と、初日にして何とか動作確認まで済ませる事が出来てメデタシメデタシ。

やっぱり、まずは説明書をジックリ読まなきゃダメだよなぁ。



以下は天体望遠鏡 (VC200LDG-SXW) の細部の紹介など。






鏡筒を正面から。
レンズが無い!
そりゃそうです、コレはカタディオプトリック式とかいって、
一種の反射望遠鏡。
でも、Asphericalと書かれているので、非球面の鏡らしい。
何だかスゲェー。





コレは接眼部分。
フリップミラーとか言うL字形の部品にアイピースを二つ接続。
ダイアルを回すだけで光路を切り替えられるというスグレモノ。
上のアイピースは20mmなので90倍、
下は9mmなので200倍。
どちらか一方にカメラを付けておけば、ダイアルの操作だけで
観測から撮影に切り替えられるという仕掛け。
ヘッヘッヘ、こりゃ便利だぞ。







三脚の接地部分。
金属製で尖っているため、木の床は穴ぼこだらけに・・・。
こらマズイ、ということでホームセンターでこんな物を調達。
床にあたる面は滑りが良くなっているので、移動もラクチン。






コレは自作のピント合わせ盤。
コレを望遠鏡にくっ付けるとピント合わせがとっても簡単。
ピントがずれてると星がダブって見え、
合うと一つに重なるという不思議な仕掛け。
それにしても、缶ビールの空き箱なんか使うんじゃなかった。
缶の底のまーるい跡が、何ともカッコ悪い!



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